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妊娠から出産、産後のホルモンバランスについて

産後の不調

女性の身体はホルモンの作用により色んな変化が起こり、妊娠、出産においても女性ホルモンは大いに関わってきます。この項目では、骨盤や体型、出産後の不調などに関係するホルモンを紹介します。

 

エストゲン(卵胞ホルモン)

女性ホルモンを代表するエストロゲンですが、子宮の発育や子宮内膜の増殖、乳腺の発達など、女性らしい体つきを促進するホルモンで美容面などでも特に注目されているホルモンです。生理後の低体温期はエストロゲンの作用で起こると言われています。妊娠中の作用として具体的には胎児の成長に合わせて子宮を大きくしたり、胸を大きくすることで母乳を作る準備をしてくれます。40代頃から減少することで更年期障害を引き起こす原因ともいわれているホルモンです。

 

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロンは妊娠8~9ヶ月頃に分泌量のピ-クを迎え、その後分娩まで緩やかに減少していきます。そして出産すると分泌量は急速に低下します。

プロゲステロンは作用として排卵後、女性の体が妊娠しやすいように子宮内の環境を整えます。子宮内膜を柔らかくし、体温を上げる作用がこれにたります。妊娠すると分泌量は増加し、卵巣から分泌されたプロゲステロンが子宮内の状態を整えながら胎盤を形成していきます。流産を防いでくれる働きもあります。このようにプロゲステロンは妊娠初期において非常に重要な役割を果たします。

プロゲステロンの分泌量の増加によって、呼吸中枢における二酸化炭素の感受性が増加するため、呼吸の回数は妊娠前と変わりませんが、1回の換気量は増加します。また、オキシトシンに対する子宮筋反応を抑制しますが、筋肉の収縮を抑える働きは子宮だけでなく胃など消化器官の動きも鈍くするので、胃酸や胃の内容物が食道に逆流したり便秘になったりします。

 

リラキシン

生理前、妊娠3ヶ月~産後2、3日に分泌される、産後矯正の中で特に重要なホルモンです。作用は骨盤・恥骨結合部を柔軟にして産道を広げ、出産を助けます。骨盤に限らず体中の関節を緩めると言われています。

骨盤周辺全体的に関節・筋肉・腱が緩んでしまう為、普段より身体に負担がかかりやすくなる上に、重たくなるお腹の影響で骨盤に歪みが生じたり、産後も骨盤の開きが残ってしまったりします。これにより腰痛を引き起こしたり、お尻が大きくなる・垂れる・下半身太りなど、プロポーションへの悪影響が生じてきます。

出産時の陣痛が始まると、大量のリラキシンが体中に放出され、骨盤のみならず全身の靭帯が弛緩し、赤ちゃんが産道を通りやすくします。この時に骨盤下部(恥骨結合)が大きく広がり、本来逆三角形である骨盤が四角になります。その結果骨盤が大きくなり、余分な肉がつきやすくなることで体型が変わります。

産後6ヶ月までに骨盤矯正を受けることが理想ですが、6ヶ月を過ぎても、妊娠の影響がなくなる約1年間は産後矯正を行うことのできる時期になります。これはリラキシンの作用で緩くなった骨盤・恥骨結合部が固まるまでの期間になります。

 

オキシトシン

母乳の放出(射乳)の促進に作用する。子宮の平滑筋の収縮や陣痛の促進などに働きます。妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンの作用で分泌が抑制されているので母乳が出ません。

乳児の泣き声や乳児を見ることによる聴覚・視覚の刺激によって筋収縮を促します(射乳)。

 

プロラクチン

プロラクチンは、乳汁分泌の開始と維持に作用します。産後、エストロゲン・プロゲステロンが減少することで働きが高まります。

産後数週間は、赤ちゃんが哺乳して乳頭を刺激すればするほど、プロラクチンの分泌量が増え、プロラクチンの分泌量が増えるほど母乳の生産量も増えます。しかし産後数週間を過ぎると、プロラクチンの分泌量と母乳の生産量の間に密接な関係性は見られなくなります。また睡眠に関与するメラトニンもプロラクチンの分泌で促進されます。その為に適度な睡眠が必要になります。他にもストレス耐性の効果やホルモンの修復作用があると言われ、体型を元に戻すだけではなく、美容効果を向上させます。赤ちゃんが泣くとパッと目が覚めるのもプロラクチンの影響です。メラトニンが正しく分泌されていると短時間でも熟睡できますが、そうでない場合は不眠の症状になります。